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【書評】歪笑小説 / 東野圭吾

東野圭吾の○笑小説の最新刊。
新書なしのいきなり文庫ということで懐にやさしい。

 

歪笑小説 (集英社文庫)

歪笑小説 (集英社文庫)

 

目次はこのような感じ。

  • 伝説の男
  • 夢の映像化
  • 序ノ口
  • 罪な女
  • 最終候補
  • 小説誌
  • 天敵
  • 文学賞創設
  • ミステリ特集
  • 引退表明
  • 戦略
  • 職業、小説家



短編ではあるが、全体として通しの小説になっているので
順番に見ていった方が面白い。
小説業界の内情を書きつつも、「天敵」、「ミステリ特集」や
最後の「職業、小説家」などは仕事への取り組みなどにちょっと
考えさせられるなぁと思いながら読んだ。
こういうユーモアのある作品も書けるのが東野圭吾の魅力だなと思う。
次の作品(このシリーズに限らず)を楽しみにしたいと思う。