Raspberry Pi 3からEddystone URLを送信する

会社でGoogleが昨年2015/7に発表したEddystone URLの話を聞いたので、 Raspberry Pi3からURLを送信してiPhoneで受信できるまでを試してみた。

Raspberry Pi3でURLを送信する

Eddystoneを使用するためのライブラリをGoogleがGithubで公開している。 その中でPythonで書かれたPyBeaconを使用する。

github.com

PyBeaconをインストール

pi@raspberrypi:~ $ sudo pip install PyBeacon
Downloading/unpacking PyBeacon
  Downloading PyBeacon-0.2.5.tar.gz
  Running setup.py (path:/tmp/pip-build-vvZnpN/PyBeacon/setup.py) egg_info for package PyBeacon
    
Installing collected packages: PyBeacon
  Running setup.py install for PyBeacon
    
    Installing PyBeacon script to /usr/local/bin
Successfully installed PyBeacon
Cleaning up...
pi@raspberrypi:~ $ 
pi@raspberrypi:~ $ PyBeacon -v
PyBeacon 0.2.5beta

9/17時点のバージョンは、0.2.5betaでした。

URLを短縮化する

Beaconで送信できるサイズの制限があるため、URL短縮化サービスでURLしておきます。 Google URL ShortenerでAmazonを短縮化します。 https://www.amazon.co.jp/https://goo.gl/w38awN

この際、Chromeのセキュリティ制限と思われますが、元のURLはhttpsである必要があるようです。 httpの場合、Chromeが表示してくれません。

URLを配信する

たった1コマンドで出来ます。

pi@raspberrypi:~ $ PyBeacon -u https://goo.gl/w38awN
Advertising: https://goo.gl/w38awN
pi@raspberrypi:~ $ 

iPhone6Sで受信する

Chromeをインストール

Chromeが必要なため、Chromeをインストールします。 私は普段Safariですが、予備でインストールしていました。

Chrome - Google のウェブブラウザ

Chrome - Google のウェブブラウザ

  • Google, Inc.
  • ユーティリティ
  • 無料

Bluetoothをオンにする

コントロールセンターからBluetoothをオンにします。 f:id:mabushii_sign:20160917100126j:plain

通知センターにChromeを追加する

編集からChromeを追加します。 f:id:mabushii_sign:20160917100139j:plain

通知センターを見る

Chrome欄を見るとフィジカルウェブを検索したのち Amazonが表示されることが確認できます。 f:id:mabushii_sign:20160917100152j:plain

当然、クリックするとAmazonに遷移します。 f:id:mabushii_sign:20160917100200j:plain

試す分には簡単に出来ました。

Chromeでできるのは簡単ですが、 普及するには、OSで対応するなりメジャーなクライアントアプリが出るなどしないと ちょっと難しいのかなと思う。 ただ、面白そうなのでもう少し触ってみようと思う。