JBoss AS 5.1GAをWindowsにインストール

JBossは、オープンソースJavaのWeb Application Serverである。
今まで、Tomcatばかり使用していたが、紹介されたので試してみようと思った。
ちょうど、これから調査したいミドルウェアソフトがJBossまたはWeblogicで動作するものだったので、ちょうど良かった。


JBossは、Redhatに買収されたが、開発はオープンソースで行われている。
Redhatは、開発をサポートするとともに、自身で評価を行ない品質担保できるものを
パッケージングして、JBossをEnterprise製品として販売している。
販売といっても、売り切りではなく年間のサポート契約という形らしい。
Redhat版は、30日の使用期間はあるものの契約するつもりもないのでオープンソースのものを使用しようと思う。


Redhatの「JBoss Enterprise Application Platform」の構成を見ると
JBoss Application Server 5.1.0.GA を組み込まれている。
なので、同一バージョンのオープンソースのものを使用することとする。
以下のURLからダウンロード可能である。
http://www.jboss.org/jbossas/downloads.html
以下に、Windows環境にインストールするための手順を記載する。

インストール方法

  1. 事前準備として、JDK6をインストールし、環境変数JAVA_HOMEを設定する。
  2. 環境変数PATHに%JAVA_HOME%/binを設定する。
  3. ダウンロードしたzipファイル(jboss-5.1.0.GA-jdk6.zip)を展開する
  4. 展開したフォルダをProgram Filesなどに移動する
  5. 環境変数JBOSS_HOMEに、展開したフォルダ(C:\Program Files\jboss-5.1.0.GA)を設定する。
  6. 環境変数に、%JBOSS_HOME%/binを追加する。
  7. 最後に、%JBOSS_HOME%/binの「run.bat」を実行する。

動作確認

  1. ブラウザで「http://localhost:8080/」にアクセスし、表示されることを確認するf:id:mabushii_sign:20121012090151p:plain
  2. その他、Administration Console, JMX Console, JBoss Web Consoleにアクセスし表示されることを確認する
  3. なお、Administration ConsoleのUser/Passwordともに「admin」でログイン出来る。

サービス化

  1. Windowsならサービス化したい。コマンドプロンプトを開く
  2. %JBOSS%/binに移動する
  3. 「> service uninstall」を実行する
  4. サービスが登録される
  5. 再起動すると自動的にサービスが開始される


Tomcatのインストール並みというわけにはいかないが、サービス化のコマンドも用意されているので、簡単と思う。